記事カテゴリー
ワキ汗にお悩みならミラドライがお勧めです☆その理由とは☆
更新日:2015.05.05
記事カテゴリー:院長の症例解説
今日はワキの多汗症でお悩みの方がご来院されました。
もともと手のひら、ワキ、足のうら、顔にちょっとしたことで沢山汗をかいてしまうといった症状です。
これは完全に交感神経が活発な方に多いパターンです。
背骨にそって交感神経と副交感神経がある(2つ合わせて自律神経)のですが、これは人間の恒常性を保つために必要な機能です。
どういう働きをするかというと、
交感神経⇒ 心拍増加、血圧上昇、頻脈、手のひら、ワキの汗、瞳孔散大 運動しているときなど主に活動的な状態を作り出すために機能します。
副交感神経⇒ 心拍減少、血圧低下、除脈、手のひら足の抹消が暖かくなる、消化管活動などで、寝る前などリラックスしている状態ですね。
人間誰しもこのような反応(緊張した時にワキ汗や手のひらに汗をかく)があるのですが、
わきの汗が多い方はこの交感神経の働きが活発なので、ちょっとしたことで人より多くの汗をかいてしまうのです。
今回のモニターさんはかなり以前から症状にお悩みだったので、すでに手のひら、ワキの汗に対して交感神経焼却術を受けていらっしゃいました。
交感神経焼却術で、手のひらはまだ効いているもののワキの汗はほぼ再発したので、今度はワキにボトックス注射をしていたそうです。
ミラドライ施術前の写真↓
汗を拡大写真↓
少しわかりにくいですが、みるみうちに汗びっしょりです。
そしてミラドライ照射後↓
今回は少しミラドライの吸引による跡がありますが、2、3日で引いてくると思います。
それでは、お題にも書きましたが、
なぜミラドライが多汗症の治療にお勧めなのか説明します。
それは。。
ミラドライの他の医療機器と違うところは皮膚の表面からアプローチすることです。
それによってアポクリン腺(図の赤丸粒)より上(皮膚の表面近く)にあるエクリン汗腺(図の青丸粒)から先に治療(上から下に向かって)をすることができます。
実際にアメリカでは「多汗症」でFDAの認可を取得しています。
ふつう手術や他の超音波吸引器などですと、下から皮膚に向かって治療します。
多汗症の原因のエクリン汗腺は皮膚の表面近くにあるので手術や超音波吸引器などでは皮膚を誤って傷をつけてしまうリスクがあるので治療しにくいのです。
ところがミラドライは器械によって極表層を電子レンジのようなラジオ波でエクリン汗腺とアポクリン腺の深さをうすーく加熱することができるのです。
そして皮膚は、ミラドライの熱でやけどしないように極表面は冷却します。
この表面冷却で皮膚はしっかり熱から守られます。
このようなミリ単位より薄い治療は手術で特殊器具を使って下から上に削ると、それによってペラペラになった皮膚にダメージが残る可能性があり、色素沈着や傷跡になるリスクをどうしても避けられないのです。
そのために手術ですとエクリン汗腺より深くにあるアポクリン汗腺は安全に取り除くことができても皮膚表面近くのエクリン汗腺は残ってしまうので、手術ではにおいは取れても汗は減らすのが難しいといった結果になります。
という理由から。。
「汗でお悩みの方は、ミラドライ一択」でいいと思います。
もちろん、わきがの方にもミラドライは「切らない施術」なので、傷跡を気にしなくてよいミラドライのメリットは計り知れないと思います。
そしてアンケートを書いていただきました。
①ミラドライの手術を受けようと思ったきっかけを教えてください。
汗の量が多く、幼少のころから悩んでおり、ボトックスで対処していたが、毎年ボトックスを受けるよりも
費用的にも時間的にも効率がよいと思ったため。
②手術を受けてみての感想をお聞かせください。
思っていたより早くおわり、痛みもなく受けてよかった。
もっと早くやっておけばよかった。
③治療後の状態について教えてください。
ワキの周りに腫れがある感じがするが(感覚的に)鏡でみると思ったより腫れていない。
④その他、気づいたことがありましたらお聞かせください。
丁寧に治療をしてくださり、ありがとうございました。
モニター様お疲れ様でした。
割引モニターアンケートも快諾していだだきありがとうございます。
1週間後の検診をお待ちしております。