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第4世代ヒアルロン酸エセリス(ESTHELIS)。どれを選びますか?
更新日:2014.08.30
記事カテゴリー:院長の症例解説
今日は当院でメインで使用のヒアルロン酸「エセリス」について説明します。
エセリスシリーズは第4世代ヒアルロン酸といわれておりまして、ヒアルロン酸の粒子間が架橋構造(高密度マトリックス構造基盤)になっているのが特徴です。
そのため従来の単粒子のヒアルロン酸(ㇾスチレンなど)に比べ長持ちし、かつ 注入後の皮膚の表面も全くでこぼこせず、非常に滑らかになるので私が好んで使用している理由です。
架橋の程度によってヒアルロン酸の硬さや持続性を変化させることができます。
当院ではこの4種類を導入しています。
右から硬い順です。
モデリス 長期持続型ヒアルロン酸 かなり深いしわ こめかみ、ほほのくぼみ、ボリュームアップ、リフトアップ
フォテリス 持続半年~1年 深いしわ
ベーシック 持続半年~1年 中等度の深さのしわ 法令線、おでこなど
ソフト 持続半年~1年 浅いしわ 若い方のしわに
となっておりますが、これはあくまで目安で、肌年齢やシワの深さや部位によって使いわけするのがいいです。
簡単に言うと柔らかいヒアルロン酸は肌馴染みもいいし、違和感も少なくていいですが、シワを持ち上げる力が弱くなります。
硬いヒアルロン酸はシワを持ち上げる力があるが、注入後になじむまで少し時間がかかることもあります。
同じ年齢、同じ部位、同じくらいの深さのしわでも肌年齢によって適切な硬さのヒアルロン酸の種類は変わってきますし、患者さんの好みによっても違います。
リピートされる方の中には「この前入れたのすこし違和感があったから、もう少しやわらかいの入れて」などとオーダーをいただくこともありますし、逆に「今回持続させたいから硬いのにしてね。」などもあります。
複数回入れいくなかでマイベストヒアルロン酸が決定することもあるので、他院でヒアルロン酸入れたけれど。。。という方でも気軽にご相談ください。