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サーマクールCPT マルチパス・アルゴリズム ☆3Dショット
更新日:2015.02.03
記事カテゴリー:院長の症例解説
今日はサーマクールの照射法「マルチパス・アルゴリズム」についてご説明します。
サーマクールのマルチパス法は下図のX,Y軸に相当する平面方向に加えて
Z軸方向にも収縮させようというものです。
サーマクールの照射法を説明しますと、
まずはこのスタンダードパスと言われている方法です。
1回目の照射するマスと2回目のマスをずらしてあてる方法です。
もっともオーソドックスな方法で痛みが少ないのでサーマクールCPTよりも
バイブレーションのない「第一世代のサーマクール」との相性がいいと思います。
CPTでもこの方法を採用するとさらに痛みが少なくできます。
<スタンダードパス>
次がスタッガードパスと言われる方法です。
もっともアグレッシブな方法なのですが、
アグレッシブすぎて、最近はあまり採用されていないようです。
<スタッガードパス>
そして最期は、当院で行っているスーパーパスです。
効果も高く痛みも少ない、いいとこどりの方法なので
ほとんどのケースで採用していて当院の基本となる照射法です。
<スーパーパス>
サーマクールCPTの400ショットですとこの方法でひたすらリピート照射します。
この方法でほほのみを重点的に照射するのが非常に効果的です。
照射スピードとほほの面積、熱感をみて出力設定を決定するのが重要です。
サーマクールをあてる前にあえてバイブレーション機能をオフにして
何度か試験照射します。様子を見ながらするので熱くないです。
その熱感をみて出力を設定します。
そのあとその設定で今度は痛くないようにバイブレーションをオンにして実際に施術していきます。
サーマクールが初めての方ですと、この方法で全顔でもいいです。
照射する範囲と順番ですが、ショット数とたるみ具合と年齢を考慮しながら
決定します。
全体の照射 通常照射
まずは全体エリアを数回パス照射します。
これはもっとも多く行う方法です。
若い方や全体的に均等にたるみが気になる方におすすめです。
オールラウンド的な打ち方です。
その2 ベクトル照射
ほほのたるみを重点的に照射する方法です。
引き上げたい方向に照射します。
ショット数が多い場合に採用したり、たるみの具合によって適応となります。
ほほのみの場合は通常照射の方がいいかもしれません。
その3 気になる部分を収縮させる方法
比較的高齢の方に採用します。
法令線の横や鼻の横や目の下、アゴしたなど膨らんでいるところを収縮させるために
照射します。
これもあまり局部にこだわると逆効果になってしまいます。
たるみを引き締める場合基本的にはなるべく広い平面を収縮させた方がよく引き締まるので、
やはり照射可能なショット数とたるみ具合と年齢によって決定したほうがよさそうです。
ショット数に余裕がある場合に採用します。
基本的には打ち方も大事ですが、結局ショット数に勝るものはないのですが、
さらに出力設定を工夫することで同じショット数でも効果を出すことができます。
それは当院のオリジナル法のなのですが、またの機会に書きたいと思います。
サーマクールが登場したころは300ショットだったのですが、
切ったり糸入れたりしないで、ダウンタイムなくたるみを治したいというニーズによって
とくにリピーターの方には、600ショットや900ショットが人気になっています。
最近ではアンチエイジングの意識の高まりとともに思った以上に若い方(20代後半)のお問い合わせが多いのですが、
かなり高齢の方(何歳の方でもご相談ください。)でもサーマクールで切らずにたるみが改善することも多いので
安心してお問い合わせいただければと思います。
持病でお薬を飲まれている方は、申し出ていただければ、サーマクール施術可能かどうかご相談させていただきます。
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